■ ID
| 1244 |
■ 種類
| 学会発表 |
■ タイトル
| 綾瀬川河川水中のダイオキシン類濃度の季節変化―指標異性体から推算した汚染源とそれらのTEQ寄与割合―
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■ 著者
| 蓑毛康太郎
埼玉県環境科学国際センター 大塚宜寿
埼玉県環境科学国際センター 細野繁雄
埼玉県環境科学国際センター 野尻喜好
埼玉県環境科学国際センター 河村清史
埼玉大学大学院
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■ 出版元
| (社)日本環境化学会 |
■ 出版年
| 2010 |
■ 誌名・巻・号・年
| 第19回環境化学討論会、平成22年6月22日 |
■ 抄録・要旨
| 埼玉県を流れる綾瀬川は、常時監視において河川水中のダイオキシン類濃度が水質環境基準を継続的に超過している。そこで、綾瀬川河川水中のダイオキシン類濃度を1年間に渡って毎月測定し、指標異性体法を用いて汚染原因とそれらのTEQ寄与割合の推定を試みた。WHO-2006TEFでTEQに換算したダイオキシン類濃度は0.26〜7.0pg-TEQ/L(平均:2.7pg-TEQ/L)で、5月から8月の灌漑期に高濃度であった。指標異性体法による解析の結果、灌漑期には、かつて水田除草剤として国内で広く使用されていたPCP製剤およびCNP製剤の寄与割合が高くなることが示された。このことから、灌漑期には上流部の水田から水田除草剤に由来するダイオキシン類が流入し、水質中ダイオキシン類濃度を高くしていることが示唆された。
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